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イエちゃんはこんなクルマです。(2016年4月現在)

正式名称 日産 セドリック スペシャル6 (2代目セドリック) 形式はH130(B)。

年式・経歴
1968年(昭和43年)…7月頃登録と推測されます。(前期の最終型)
1996年まで「茨5」ナンバーがついていました。 細かい経歴ははっきりしていません。
前のオーナーはカスタムのまがい物的な乗り方をしていたようです。
入手当初はオドメーターは95100q、自分が乗っているときに一度00000qになりました。(推定18万キロ?)
1997年に兵庫県にやってきて、「神戸79」ナンバー。今となっては3桁の分類番号になっているので貴重になる…かな?
実働する前期型130セドリックは全国的にもかなり少なくなりました。
出会い 1996年7月、130型セドリックの前期型を探していた私は、雑誌の広告でその姿を発見しました。 
茨城まで新幹線と常磐線を乗り継ぎ、某店へ見に行って、即契約。 
果たしてこれが本当に良かったかどうかは、あまり真剣に考えないことにします。(笑)  
その後、あちこちの旧車専門店に断られた挙句、名古屋の新和自動車(クラシックカーナゴヤ)さんに全面的な修理をお願いいたしました。 
その甲斐あって、約1年後新しいナンバーがつきました。

機関系
レストア時にエンジンはL20前期型+シングルキャブからL20A後期型(230セドリック用)+SUツインキャブに換装。
エンジン変更に伴い、バッテリーはトランクへ、ラジエターは特注、周辺機器も変更となりました。
点火系は永井電子製のMDIを使用。プラグコードも同じく永井電子ウルトラコード。
ただ、根本の電流が弱いのでどちらかというとメンテナンスフリーの方が役に立っているようですね。
2003年4月にオルタネータ(発電機)を現行エンジン(VQ30)用ベースの80Aに換装しました。
これでずいぶん電気的に安定しました。(^_^;)




クーラーはダッシュタイプを購入後に後付け。(当時からオプションクーラーが付いていたセダンは、トランクタイプで
吹き出し口がリアに付いていたものが多かったようです。)夏の渋滞時に入れると水温が上がってしまいます…(T_T)
2004年5月、クーラーガスをプロパン冷媒に変更。最初の立ち上がりは鈍いのですが、
冷却能力は元のR12フロンガスと変わらないので、結構良いかなって思ってます。)




2005年7月、SUキャブオーバーホール。
2005年11月末、ブレーキブースターがパンク。当然パーツはメーカー製廃、代替品がなかなか見つかりませんでした。
オーバーホールのメドがつくまで、半年あまり遠出が出来ませんでした。(T_T)
2007年4月、クラッチレリーズパッキン破れ、クラッチ切れず立ち往生。岡山まで遠征していたので途中救援を頼む破目に。
結果的にはパッキン交換で何とかなりました。
2007年夏、車検時にマフラーを交換…ただし製廃のため230セドリックのモノをベースに小加工…のつもりが大加工。(爆)
2013年8月、車検時にエンジンマウントを交換。代替可能な430セドリック用も製廃のため、工業用のパーツを使用。
2013年と2015年の夏にクーラーコンプレッサーを交換。結局コンプレッサーはガス漏れが起きてしまい、オーバーホールしました。
2015年8月、薄型の電動ファンが出回るようになりましたので、2基ラジエター前に装着しました。

足回り
購入当初、オリジナルホイールは失われ、14吋の鉄チンホイール+バイアスタイヤといういでたちでした。
そして、オリジナルより2段階インチアップの上(13→15吋)、RSワタナベエイトスポークを装着。
タイヤはミシュラン製。205/65R15と少しオーバーサイズでした。
外径からすると、195/60R15当たりが良かったかも?

2001年9月、ノーマルのホイールが手に入ったことをきっかけに、ついにオリジナルに戻す事を決意。
ホワイトリボンタイヤ(アメリカ・クーパー製。国産は入手不可でした。185/80R13)を入手。
ハーフキャップ(セドリックマークが入っている130純正!またはマークナシの230以降共用タイプ)をはめています。

フルキャップに比べ、ホイールのリムに傷かつかないし、飛ばす危険性も少ないので気に入ってます。
フロントスプリングは330セドリックのカット済スプリング(1巻き半カット)を利用。
リアはトランクに工具等を積みすぎたので自然に下がってます。(爆)
無加工でいい姿勢になりました。純正スプリングは大事に取ってあります。
2010年8月、タイヤを交換。ホワイトリボンタイヤは入手できず、
苦肉の策でチョイスしたのが175R13-6PR…つまり、バン用のタイヤです。
ホイールはシルバーにリペイント。よりスタンダード色が強くなってきたような…?
(写真は一番上のを見てくださいね)
2015年8月にフロントベアリングを交換。製廃のため、工業用など組み合わせで何とか乗り切りました。


外観
色は一度見たら忘れられないと言われます。いわゆるクリームイエローです。
この色からそのまんまですが、『イエちゃん』と名前が付きました。(名付け親は友人の奥さん)
デザインからしてイタリア車なので、こんな色が良いかな…と。
あと、現役当時のストックカーレースカーのイメージもダブらせたつもりです。
ところが、現実にはタクシーに見られているらしい…(^_^;)
写真により、黄色が濃く映ったり、薄く映ったりします。


後から知ったことですが、もう少し薄い色がオリジナルでありました。(チタニヤイエローというらしい) 
ということは、
カタログに似た色があることをまったく知らずに色を塗っていたわけです。
なんと向こうみずな…

最初は欠品だらけでしたが、部品取り車を手に入れたおかげでずいぶん減りました。
ウインカーランプは元々テールランプと共用の赤の点滅ですが、見にくいので早々にオレンジのウインカーを新設。
試行錯誤の上、バックランプの位置にオレンジ球を入れてウインカーに、バックランプはバンパー上に新設しました。
2002年春にフロントグリルをデラックス6のものに変更。好評です。
ちなみにフロントウインカー&スモールもオレンジ球入れてます。
2009年夏にフロントに長らく欠品状態だったオーバーライダーを入手し取り付け。
リアは?という声が聞こえてきそうですが、部品取りから外す暇がなくそのまんま…
ちなみにリアバンパーはなぜか前期の前期(もしくは中期)のが付いています。角度が少し合っていません。(苦笑)
本来はリアバンパーもオーバーライダーが付くのが正解です。
ヘッドライトはハロゲンですが、2013年4月にIPFの9112、9113をつけました。
ライトレンズがシールドビームのようにラウンドしているのでいい感じです。



今のクルマに比べてトランク部が異様に長いリアビュー。この角度がとても格好よく大好きです。



三角窓はリアも開きます。130セドリックでは前期型のみ開くのです。



給油口はリアナンバープレートの裏。バネで支持されているので重しにホイールレンチを。(笑)
時々スタンドで店員さんを困らせます。(爆)



いつもはトランクに荷物ぎっしりですが(爆) 撮影のため全部どけてみました。
エンジン換装のため追放されたバッテリーがトランクに納まり、スペアタイアが手前に移動。
この下にガソリンタンクがあるので実はそんなに深くはないのです。 
スペアタイアの上は電動アンテナ。因みにトランクオープナーも増設しています。
バッテリーの隣は後席&デフロスター用のヒーター。前席用とは独立しており、冷却水をここまで引っ張ってきてます。



今のパンタジャッキとは似ても似つかないその名も「バンパージャッキ」。
130セドリックはジャッキポイントがバンパーの下にあります。ただ、バランスを崩しやすく危険なため、原則として使いません。
ガレージジャッキなどでデフまたはフロントアスクルから上げています…(油圧式パンタジャッキも持っていますが…)

室内
やっぱり高級車はこうでなければ!(笑)
英国車、イタリア車の雰囲気もありますね。おおむねオリジナルです。



赤いベンチシートは元の色に忠実にレザーで張替え。左右分割でリクライニング出来るのはスペシャル6のみです。
内張りはそのまま、ダッシュも運良く割れ少なし。
スピードメーターは赤い帯が左から伸びていくという楽しいものです。
クラクションはステアリング内側のホーンリング、ワイパーは間欠式ではありませんが無段階変速です。(笑)
シートベルトははじめからありません。ヘッドレストもありません。(当時はオプション)
長らくシートベルト無しで頑張って?きましたが、2015年9月に全席2点式シートベルトを取り付けました。



6人乗り対応。やはり後席は乗り心地がよく好評です。
アームレストも倒れ、我が家で一番高級なソファです。(爆) Cピラーには読書等も付いています。



さらには、独立したヒーターのスイッチ(中央の3つのボタン)やシガーライターまで。一番左はラジオのボリューム。



といっても、現在の交通事情を走るため、一部設備を追加しました。
機能的な所ではタコメーター増設(smith製)、ハザード新設、パッシング新設。
時計はほとんど動きません。クルマが動いているときだけ動いていると言う話も。(核爆)
電流計はオルタネータ交換後お飾りに。水温系は実際より高めを指すので非常に心臓に悪いです。(苦笑)
燃料計は結構アバウト。スピードメーターを囲む4つの計器はいずれも休んでいるか動きが今ひとつか、です。(爆)



シフトノブはオリジナルが細すぎるため、momo製のウッドを加工して装着していましたが、2005年5月から水中花シフトノブに変更。
友人ですがの工場にたまたまあった当時モノをいただいてきました。
ただし、ネジ10oだったため、一旦12oに変換してから8.5oへ、スリーブをつけて8oのシャフトに合わせました。



2005年5月、ETC取り付け。高速道路を走るのには非常に便利です。
それと、いかにも「ついてなさそうな」クルマがETCゲートを通過するというシチュエーションにもウケてたりして。(^_^;)



ちなみにヒューズボックスはグローブボックスの中。以前イベント帰りの北陸道で友人に運転してもらっていたところ、
ヘッドライトのヒューズが走行中に切れた(!)時、助手席にいた自分がすぐヒューズ交換できたということもありました。
(もちろんその間、後ろに走っていた仲間がライトを照らしてくれました。感謝!)
前述のETC装置もグローブボックスに入れています。(クーラーユニットに当たって蓋はここまでしか開きません…)

2007年7月、ポータブルナビも装着可能になりました。
ナビの土台は100円ショップで買ったブックエンドをまっすぐに伸ばしたもの。(笑)

オーディオ
当初はパイオニアFH−401を装着。CD・MD・テープ・ラジオとどれでも聴けるのが嬉しいです。
デザインもシンプルですしね。オリジナルのラジオは単なる飾りになりました。
電動アンテナは失われていましたが、偶然にも社外品デッドストックを発見、取りつけました。
スピーカーはBELTECをリアトレイに。時代的にも雰囲気が合うので気に入っています。




2006年8月にヘッドユニットをミツビシMC-H700に変更。1DINタイプでMD・CD両方が聴けていいです!

現在の調子 通勤には使いませんので、休日の外出、買い物、そしてイベントのエントリーまでこなします。
2005年末より現行車がラインナップに加わっていますので、出動機会はやや減っていますけど。
お世辞にも加速は良いと言えませんが、現在の道路事情でも不都合を感じる事はありません。
高速道路も問題なく走れます。長野、新潟、東京、九州など遠征も行ってますが、機嫌よく走れます。
皆さん気になる(ならないって?)立ち往生はすでに経験済み。 まぁ、なんとかなるでしょう。(笑)
神戸ナンバーがついてから今年の夏で丸19年。自分の感覚になじんできたかな…。ヤレてきたとも言いますが…。
よくあちこちから「綺麗ですね」といわれるのですが、あまり洗車していません。恐縮してしまいます…。



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